2011年11月10日木曜日

お米の炊き方虎の巻!


「なんだかいつもべチャベチャしちゃうのよね~」

「今日はなんだかお米が硬いわ~」

「どうすれば美味しくご飯が炊けるのかしら~」


そんなお嘆きの声を、

お客様の会話やご質問でよく耳にしております。



「せっかく美味しいコシヒカリを買ったんだから、美味しいご飯の炊き方をマスターしたい!」


そんなあなたに

ぽんしゅ館のお米マイスターが

ちょっとしたひと手間でできる

おいしいコシヒカリの炊き方を

教えちゃいます!

もちろん普通のお米でもOK


名付けて

ぽんしゅ館

「お米の炊き方虎の巻」!!!!!!!!!!


※ここでは1合を150gとし、3合のお米を炊飯する場合として解説致します。


●その壱、
計量・・・きっちり重さで計る

計量カップで計ってもよいのですが、やはりハカリを使ってきっちり計ってください。
ケーキ作りと一緒で、正確にお米や水の量を計測することが、上手に炊き上げるための第一歩です。

ポイント→3合炊きの場合はきっちり450gです!


●その弐、
洗米(お米を研ぐ)・・・合言葉は“優しく手早く”

たっぷりの水でお米を研ぎます。決してお湯を使ってはいけません。水が冷たくてもガマン!

①まずは計量したお米を入れた容器(ボウルや内釜など)にたっぷり水を注ぎ、1~2回かきまぜたらすぐに水を捨てます。これを2~3回繰り返します

②改めてたっぷりの水の中でかき回すようにお米を研ぎます。これまた数回繰り返します。

※①と②を合わせて2分以内で完了してください。


↓決してやってはいけないこと!

①お湯を使うと吸水が早まります→ご飯がヌカ臭くなるので決してお湯は使わないでください。

②最初のとぎ汁に漬けたまま放置しない→お米は水につけた最初の5分間で猛烈に吸水します。最初の水をすぐに捨てるのはヌカ匂いのする水をなるべくお米に吸わせないようにするためのコツです

③少ない水でゴシゴシと容器にこすりつけない→現在は精米技術が発達しているので昔のようにしっかり研いでしまうと逆にお米が割れてしまい炊きあがりが不味くなってしまいます。ここはお姑さんやお母さんの時代とはやり方が少し違いますね(笑)

④水が透明になるまで研がない→研ぎすぎは禁物です、お米が破損するとデンプンが流出して旨みが減少します。多少ヌカの匂いが残ったほうが美味しいです。


●その参、
水に漬ける(吸水)・・・意外と忘れられがちな美味しい炊飯のポイント

研いだお米を水に浸して吸水させます。炊飯にミネラルウォーターを使う場合、この段階から御使用ください。ここでもお湯は使わずに水で吸水させてください。

よくある「時短テクニック」ではお湯を使って吸水時間を短縮!などと言われますが、美味しさを優先するなら冷水でしっかり吸水させてください。春秋は60分、夏なら30分、冬でも90分が目安です。

※お湯で素早く吸水させたお米は炊きあがりにつやがなくなり、食感もべチャベチャしてしまいます。


●その4、
水切り(ザル上げ)・・・粒感しっかり!シャッキリご飯!

水切りの目的は、均等に水分をお米に吸わせるためです。ザルに上げて水を切り、お米の外側の水分をお米の内側に吸わせることで水分の均一化を図ります。

ザル上げの目安は10分~15分程度。途中ザルをゆすってお米の上下を入れ替えてあげてください。

注意!→あまり長時間ザルに上げてしまうとお米が割れてしまうので時間厳守でお願いします。


●その五、
水加減・・・最後の大仕事!

炊飯に失敗するほとんどの原因はこの水加減ではないでしょうか?火加減は炊飯器まかせでも水加減は最後の決め手です。

ポイントはお米の計量と同じくきっちり重量で計ること!基準は2.4倍です。これはお米込みの重量です。三合の場合はお米が450gですからお米と水を足した重量が1080gになっていればOKです。

参考までに
1合 = 米150g → 水米合わせて 360g
2合 = 米300g → 水米合わせて 720g
3合 = 米450g → 水米合わせて 1080g
4合 = 米600g → 水米合わせて 1440g
5合 = 米750g → 水米合わせて 1800g

電子秤で容器の重量を差し引けば簡単に計測できるはずです。ここは主婦の皆様のほうが慣れていらっしゃるはずですね(笑)

注意、
内釜の目盛りで計測する方法が一般的ですが、実はその目分量が失敗する一番の原因かもしれません。しっかり重量で計る習慣を身につければ失敗は免れます。何度も言いますがお米の炊き方はケーキの作り方と一緒で「しっかり計量」が命でございます。

あとはお好みに応じて数量を微調整してください。1度お好みの水加減を覚えてしまえばその後はその数値を守ればよいだけです。


●その6、
ほぐし・・・心づかい

現在の炊飯器はほぼすべてが“蒸らし”まで行ってくれますので、“ピー!!”と音がして炊きあがったらすぐに蓋を開けて余分な蒸気を飛ばしてしまいましょう。そのまま蓋を開けづに放っておくと、蓋についた水滴がご飯に落ちてしまいべチャベチャの食感になってしまいます。

そして、“ほぐし”ですが。。。その前にどうぞひと口ご飯をすくって食べてみてください。

最初の天国はあなたに!そして残りの幸福をご家族に!

ほぐしのポイントは決してこねないように!ご飯の一粒一粒に空気を抱かせるイメージです。全体に優しく手早くほぐしてください。

そして、お茶わんに盛る際にはお米をすくったしゃもじをひっくり返さないように盛りつけてください。ひっくり返して盛りつけるとお米がペタンとつぶれてしまいます。見栄えの問題ですがこのひと手間は愛情のしるしです・・・。


以上、“お米の炊き方虎の巻き”と題してレポートをお送りいたしました。皆様の毎日の食卓が健康で笑顔にあふれれば幸いでございます。



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